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40代女性の不調=更年期?
みなさんは「更年期」って聞くとどんなイメージがありますか??
- お局様の顔が浮かぶ
- イライラしている
- 汗だらだら etc。。。
挙げ出したらきりがないですね。なんとなくマイナスの印象しかないような気がします。
更年期とは
「閉経を挟んで前後5年間の期間のことを指します」
簡単に言ってしまうと
「卵巣から女性ホルモンが分泌されなくなる」
それが更年期ってやつです。
長い間分泌されていて身体の中で働き、バランスをとってくれていた女性ホルモンが引退してしまったって事。
いつから始まるもの?
OO歳~とはありません。人によって様々です。
一般的には40代半ばから始まる方が多いです。30台後半から始まる人もいれば50代半ばから始まる人もいて本当に個人差が大きいです。
どんな症状?
症状は200~300ぐらいあるといわれています。下記に挙げたものは代表的なものであってほんの一例です。
身体的症状
- ほてり
- のぼせ
- 発汗
- 冷え
- 動悸
- 息切れ
- 疲労感
- 頭痛
- 肩こり
- めまい
- 耳鳴り
- 膣の乾き、萎縮
- 性交痛
精神的症状
- イライラ
- 不安感
- 恐怖感
- 憂うつ感
- 不眠
- 意欲がわかない
- 能率の低下
また、更年期に悩んでいるこの年代は悩みが多岐にわたっています。妻としての立場、母親としての立場、嫁としての立場、上司としての立場。それぞれの立場でいろんな事が起きるのでその対処で目が回る忙しさです。
- 老後の心配
- 親の介護
- 子供の将来のこと
- 金銭的な悩み
- 仕事での悩み
たくさんの問題・悩みがあり、それらに対処するので精一杯。自分のことは後回しになってしまってる方がたくさんいらっしゃると思います。
でも、身体の中では大変革が起きていて色々と気にかけてあげないといけない時期です。
改善する方法は?
1)ホルモン補充療法
子宮から分泌される女性ホルモン量が急減少してしまった現状を少しでも外から補ってトータルのホルモン量を増やそうという考えです。
塗り薬、パッチタイプ、錠剤と種類があり医師と相談しながらその人に合った処方をしてもらう。
海外では普及率が高く、日本での普及率はとっても低いのが現状です。
- オーストラリア🇦🇺 55%
- カナダ🇨🇦 53%
- フランス🇫🇷 49%
- ドイツ🇩🇪47%
- 日本🇯🇵 2%
2)漢方
ホルモン補充療法ととても相性が良いので並行して服用する方も多いです。
漢方とはご存知の方が多いと思いますが、
”人間の体も自然の一部”という考えで体の一症状にスポットを当てて整えようとするのではなく体全体のバランスの調和を整えようとする考え方です。
なので、不定愁訴にアプローチするのもポイントです。
3)アロマテラピー
アロママッサージによる皮膚からの吸収や芳香浴による鼻から自律神経への働きによって女性ホルモンへの働きかけやリラックス効果が期待されます。
実際、更年期外来など設けている婦人科では更年期の対処法としてアロマオイルトリートメントを実施している病院もあります。
アロマオイルは自宅で気軽に芳香浴ができますのでぜひ取り入れてみてくださいね
おすすめの精油
クラリセージ
・・・緩和作用とホルモンバランスをとる作用をもっている
ゼラニウム
・・・心のバランスを整えてくれる。ホルモン分泌調整作用にも優れている
ずっと続くの?この更年期に終わりはあるの?
では、この更年期終わりはあるのでしょうか。
ずばり「必ず終わりがきます!」
どういうことかと言うと…身体の中で女性ホルモンが分泌されない状態に慣れれば不快な症状が出なくなるということです。
無いのが当たり前
って身体が認識してくれればいいってことなんです。閉経後から5年以内におさまる方がほとんどです。
なので、今ちょっとしんどいなって思っているあなた。長く暗いトンネルで先が見えないって思っているあなた。
大丈夫です!必ず今のしんどい時が笑い話になる時は来ますから、うまく自分に合った対処法を見つけてこの時を過ごして下さい。
最後に
更年期ってちょっと他人事のように思っていたのですが、歳を重ねれば多くの人にやってくるものなんですよね。
人によって軽かったり重かったり、本当に人それぞれです。
でも、少しでも更年期に対して知識を持っていれば受け止め方がソフトになるんじゃないかと思い色々調べ、勉強しました。
少しでもここでの情報が誰かの役に立てたのであればとても嬉しいです。
人生100年と言われているいま。
更年期が過ぎても、人生はまだまだ長く続きます。その人生が健康で楽しいものになりますよう願っております。